もし自分と同じ姿形をしたドッペルゲンガー、もう1人の自分を見てしまったら…
この記事では伊藤潤二の「ブラックパラドクス」のネタバレと感想、そして誰よりもお得に読む方法を紹介します。
ブラックパラドクスはその物語の完成度と圧倒的な奇妙さで人気を博しているホラー漫画作品です。
- ブラックパラドクスの感想とあらすじ
- ブラックパラドクスを今すぐお得に読む方法
- 隙間時間を最高に楽しむ方法
伊藤潤二のブラックパラドクスって?
作品名 | ブラックパラドクス |
テーマ | ホラー、ミステリー |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 小学館 |
提供開始日 | 2017/11/17 |
ページ数 | 245ページ |
ブラックパラドクスのあらすじ
自殺サイト「ブラックパラドクス」を通じて知り合った4名の自殺志願者たち。完璧な死を求めて彷徨う彼らが開けてしまった、その扉とは…? 表題作の他、伝説の読み切り作品2本も同時収録
完璧な死を求めて集まった4人組。だがその道のりは、思わぬ怪異へと繋がっていて…? 全員黒い服を着て待ち合わせた、男女2人ずつの4人組。彼らは自殺サイトで知り合った自殺志願者たちで、早速車に乗って決行場所へ向かうことに。
車中、4人は各々の自殺理由を語り合うが、マルソーは隣席の薔薇っちの姿がルームミラーに映っていないことに気付く。また、タブローもピータンの体からモーター音が聞こえることを不審がっていた。たどりついた樹林で、それが事実と確信したマルソーとタブローは、その場を逃げ出そうとするが…?(第1話)
- 第1話 集団自殺
- 第2話 幽門奇談
- 第3話 パラドナイト
- 第4話 須賀医師の別荘
- 第5話 霊界プロジェクト
- 最終話 まばゆい未来
- 舐め女
- 怪奇パビリオン
ブラックパラドクスのネタバレ
ブラックパラドクスのネタバレを少しします。ここで紹介するのは第1話の集団自殺です。
完璧な集団自殺を求めて4人の男女が集まりました。目印になるように全員黒い服をまとって。
名前(ハンドルネーム)はそれぞれ、タブロー、ピータン、薔薇っち、マルソーです。
彼らは車で自殺する場所を目指して出発します。
自殺場所に向かう途中、自殺サイト「ブラックパラドクス」で知り合った4人は、なぜ自殺しようと思ったのかを発表しようという話になります。
マルソーは特に理由はなく、将来に対する漠然とした不安が理由であると言います。将来に降りかかる災いの数々にいたたまれなくなったと言います。
マルソーの自殺動機は芥川龍之介と同じ理由でした。
芥川龍之介は死を目前にしたときにドッペルゲンガーを見たと言われており、タブローはドッペルゲンガーを見たのかを尋ねました。
マルソーは見ていないと言いますが、タブローが自分は見たと話し始めます。
数ヶ月前から自分を睨む、うり二つの男が見えるようになったと話します。
ドッペルゲンガーが見えた人はいずれ死んでしまうというので、自分の人生の潮時だと考えています。
タブローの話を聞いて、ピータンは自分の動機と似ていると発言します。
ピータンは大学でロボット工学を勉強していました。
ドッペルゲンガーを見たわけではありませんが、理由はタブローと似ていました。
研究室で最高レベルの人型ロボットを作る際のモデルになったピータン。
できた人型ロボットはピータンに本当にそっくりでした。最高の人型ロボットが完成して喜ぶ研究室でしたが、彼だけは複雑な気持ちでした。
自分にそっくりのロボットが、全て自分より優れていると思ってしまい、ロボットが世に発表される前に自ら死を選ぼうと決めました。
そして最後に薔薇っちも2人に理由が似ていると言います。もう1人の私に死を宣言されたとも。
彼女は鏡を見る度に死にたくなるそうです。なぜなら彼女の顔の半分がひどい状態だったからです。(おそらく火傷)
4人の自殺のテーマは、「もう1人の自分」ということにまとまります。
すると4人が乗っている車の隣を、マルソー以外の3人が乗った車が追い越します。
マルソーは驚きました。
そしてなぜか薔薇っちが鏡に映っていないことに気がつきます。
自殺場所に着いたときにタブローはマルソーに、ピータンがなにかおかしいと言います。
動く度にモーター音がするのです。彼はロボットの方が来てしまったのだと考えます。
そして、マルソーも薔薇っちが鏡に映っていないことを話します。
2人は逃げ出しますが、後の2人は凄い形相で追いかけてきます。
その後驚きの事実が発覚します。
その事実はぜひ自分の目で確かめてください!
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伊藤潤二 ブラックパラドクスの正直な感想

表題作は連作でとても読み応えがありました。
自殺志願者が集まって自殺をするというシチュエーション事態はありきたりですが、オチがとにかく予想できません。
読んでいて話の方向がどんどん変化して楽しむことができます。
また、自殺志願者にもかかわらず、「死ぬのはごめんだぜ」と言ってしまったりして伊藤潤二らしさ全快です。
物語の構成が素晴らしいのはもちろんのこと、伊藤潤二先生の卓越した画力で奇妙さと不気味さを何段階も引き立てています。
私は怖いものが苦手なので、読んでいてかなり恐怖を覚えました。あなたもホラーが苦手ならば覚悟して読んだ方が良いです。
同時収録されている舐め女もとても面白いです。
ブラックパラドクスの私以外のレビューを紹介
私以外のレビューも紹介します。
総合評価 4.3
新しめの作品ですが、伊藤潤二さんらしい物語で何度も読んでます。伊藤潤二さんの作品全部好きで集めています!海外でもギョなどが翻訳されてそれにも手を出しつつあるほど大好きです!
引用:ebook japan posted by mmusa
異世界の扉が開かれた。グロいんだけど、ハマってしまう。そしてツッコミながら笑ってしまう。最初の主旨とは全く違うことで力を合わせることになった四人。
引用:ebook japan posted by ブクログ
ホラー漫画家 伊藤潤二とは!?
伊藤潤二は1963年、7月31日生まれです。
1986年、ホラー漫画雑誌「ハロウィン」の「楳図かずお賞」に投稿し「富江」が第1回楳図かずお賞にて佳作入選し、その後デビューしました。
代表作は「藤江シリーズ」、「うずまき」、「首吊り気球」などです。
2023年1月に伊藤潤二のアニメ、伊藤潤二「マニアック」がNetflixで配信されました!
収録作品や原作のあらすじなどは以下の記事にまとめました。
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もしあなたがブラックパラドクスを読んで面白いと感じたら、他の伊藤潤二の作品も読んでみてください。
彼のおすすめ作品については「伊藤潤二のおすすめ作品10選」の記事にまとめたのでぜひ参考に!
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