初期作品ほど作者の個性が色濃く出るもの。画力は発展途上でもアイデアは既に秀逸。
この記事では伊藤潤二の初期作品を多く含んだ「伊藤潤二傑作集 5 脱走兵のいる家」のネタバレと感想、そして1番お得に読む方法を紹介します。
本巻では、私が主観で選んだ伊藤潤二おすすめ作品10選に選ばれた「顔泥棒」と個人的なお切り入り作品「耐えがたい迷路」も収録されています。
隙間時間で読める漫画を紹介しています、りこです。
私は漫画が大好きな大学生です。通学中にいつも電子書籍で漫画を読んでいます。ホラー系は苦手ですが、怖いものみたさで読んでしまいます。
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その中でもゾッとするようなホラー漫画を読んで、隙間時間を楽しく過ごしませんか?
- 脱走兵のいる家のネタバレと感想
- 脱走兵のいる家を今すぐ読む方法
- 隙間時間を最高に楽しむ方法
脱走兵のいる家を1番お得に読む方法は?
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伊藤潤二の傑作集はそのボリュームと完成度の高さから少し値段が高めです。内容の面白さや満足度を考えるとそれでも安いと感じるほどですが、安く読めるなら安く読みたいもの。
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電子書籍で漫画を読むことに抵抗がある人もいるでしょう。私も本や漫画は紙で読みたい派だったのでその気持ちはとてもわかります。
しかし最近は漫画に関しては電子書籍でも良いと思うようになりました。
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漫画を読むなら絶対電子書籍です。
ちなみに文字が多い小説などは今でも絶対に紙で読んでいます。目が疲れますし。
伊藤潤二 脱走兵のいる家の内容
作品名 | 脱走兵のいる家 |
テーマ | ホラー |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
提供開始日 | 2017/02/27 |
ページ数 | 389ページ |
詳細情報
伊藤潤二の恐怖、ここにまた蘇る。恐ろしくも美しい伊藤潤二の狂気があなたを襲う!
第5巻「顔泥棒」「サイレンの村」「脱走兵のいる家」他を収録。伊藤潤二ワールドがますます恐怖を増してゆく。
- バイオハウス
- 顔泥棒
- 睡魔の部屋
- 悪魔の理論
- 屋根裏の長い髪
- シナリオどおりの恋
- リ・アニメーターの剣
- 父の心
- 耐えがたい迷路
- サイレンの村
- いじめっ娘
- 脱走兵のいる家
脱走兵のいる家のネタバレ
脱走兵のいる家は最後にゾッとする話です。今思い出しても鳥肌が…
脱走兵のいる家
阿寺家には長男と3人の妹がいました。
しかし1番上の妹である君枝は8年前に亡くなっていました。
8年前、脱走兵である古川の世話を任せられていた君枝。彼と毎日接することで次第に親密になっていきます。
しかしある日、古川との関係について長男と口論になってしまいます。
君枝は家を飛び出す。
ちょうどその時米軍からの空襲があり、君枝はそれによって亡くなってしまいます。
阿寺家の長男はそのことで脱走兵の古川を恨みます。
そして恨んだ彼は、戦争が終わっても古川にそのことを伝えなかったのです。
つまり古川は戦争が終わっているのにまだ隠れ続けているということ。
そして終戦後初めての花火大会が行われたある日、長男は空襲の音だと言って古川を部屋から連れ出そうとします。
しかし彼がそこで目にしたのは古川の首をつった姿。
彼は8年前の君枝の死に責任を感じ、自殺を図っていました。
それでは長男と妹が8年間見ていたのは、ご飯を食べていたのは、だれ…。
\ ゾッとする話の連続 /
脱走兵のいる家の正直な感想

伊藤潤二らしい奇妙な物語の連続でした。
初期の作品が多く多少絵の荒さが見られましたが、作者独自の奇妙な世界観を存分に楽しむことができました。
伊藤潤二の初期の短編を集めた一冊で、ほんの少しの時間でも話を読むことができるのも魅力の1つです。
タイトルの脱走兵のいる家は純粋なホラーですが、それ以外の多くの作品はホラーとグロ要素が融合したような話です。
また、顔泥棒は伊藤潤二の作品の中でも屈指の面白さです。
1度読むと怖くてもなぜか読み進めてしまう伊藤潤二の世界に入り込むことができます。
脱走兵のいる家の私以外のレビュー
私以外の方のレビューも紹介します。
総合評価 3.6
伊藤潤二の初期短編集でした。映像化されている作品もチラホラ。やはり今の作品と比べると絵は荒いけれど、面白さは今以上かも?特に「睡魔の部屋」がよい。
引用:ebook japan
有吉とマツコの番組で伊藤潤二が取り上げられていて買った1冊。なかなか秀逸な作品もありますが、番組で取り上げられていた首吊り気球なども読みたいですね。
引用:ebook japan
伊藤潤二本人もお気に入りの「首吊り気球」という作品。かなり怖い話ですが、物語の完成度が高く読む価値があります。
しかしもう1度言っておくとかなり怖い作品です。
この「首吊り気球」は2023年1月からNetflixで配信されたアニメ「伊藤潤二 マニアック」にて映像化もされています。
アニメもかなり怖いので勇気があるあなたはぜひ見てみてください。
他の作品より総合評価が低めなのは、やはり初期の作品なので絵が荒削りだからだと思います。
確かに私も新しい作品に比べると絵は劣っていると思いますが、話の面白さは新しいもの以上だと感じました。
短編を集めた一冊なのでとにかく読みやすいです。
伊藤潤二とは
伊藤潤二。1963年7月31日生まれです。
1986年、ホラー漫画雑誌「ハロウィン」の「楳図かずお賞」に投稿し「富江」が第1回楳図かずお賞にて佳作入選し、その後デビューしました。
代表作は「富江」シリーズ、「うずまき」、「くびつり気球」など。
2023年1月にはアニメ「伊藤潤二 マニアック」が配信され話題をよんでいます。